不動産を売却する絶好の時期とは
「売りに良い時期」を知りたいなら、ズバリ「買いに良い時期」を知ることだ。これは不動産営業所長時代、成約のトレンドをまとめたもの。
「購入に良い時期」もしくは「良く買われている時期」が良くわかる。「3月、5,6月、10、11月」。住み替えの時期がどっかに合いそうならその付近の時期を狙うのも良い。
一般的な会社員が休みの盆休み、年末年始、GWなどの連休時期は、内覧者が増加傾向にある。良い物件はそのあたりで売れていくということだ。裏をかえせばその時期の2~3か月前には物件が市場に出ていないと戦えない。
「市場に物件情報が出てその日に売れる。」ことはほぼない。激安でない限り。
もちろん、たまたまそのエリアだけがピンポイントにほしくてずっと待ってる人もまれにいるだろう。ニッチな購入客がいれば可能性はあるが、1円でも高く売りたいならマスをねらって、ある程度のひとの目に触れたほうが可能性が広がる。
ちなみにこれは首都圏のデータなので、地域によって特性があることを考慮しておいてほしい。
別途、売却予定の不動産の近くに同規模の新築マンションや新築戸建て建築予定であれば、さらに早期に売却を検討することも視野にいれておくべき。買主の目移りや供給戸数が増えることによる将来的な需要のバランスが崩れれば、中古物件はコスパで負ける可能性もある。
地域で見た場合、大型ショッピングモールや新駅の開業予定、学校施設の誘致などの住環境の変化があれば、価格上昇の可能性も見える。
勘違いしがちなのは、「それらができあがれば価格が上がり続けるかも。」と思ってしまうこと。
価格は「購入者」がふえれば上がる。通常、開発などのニュースが出たときに購入者は動き始めている。ということは施設が完成してからだとすでに購入している人もいるということ。待ちすぎずタイミングを見て市場に流しておくほうが安全だろう。
自分のベストの売却計画は
通常は、「いつまでに売れて、いつまでに住み替えたい。」などの理想があるもの。
「引っ越したい何か月前に売りに出すのが一番良い?」と聞かれることがあるが、最低でも「7か月程度前に売却の計画を開始する」と無理のないスケジュールで進行できそうと答えている。理由は以下。
【1か月目】検討開始。査定など複数社の見積もり開始。比較検討。
【2か月目】不動産会社と「媒介契約」を結び、売却活動開始(物件が市場に出る)
【3~5か月目】不動産会社が営業活動。買主を探し、案内→契約へとまとめる。
【6~7か月目】契約、決済、引渡しが決定。晴れて引っ越し。
自分にとってのベストの売却時期から逆算して「7か月前」がスタート時期。
超人気エリアや超人気マンションであれば、相場で売りにだせば売却活動は半分くらいの日数で完了することもあるし、価格設定が少々高ければ上記の倍以上かかる可能性もある。
「売却するまでに時間は意外とかかる。」と思って売却活動にはいるべきだろう。
査定価格を知れば次に進めるが、できれば夢の価格ではなく、本当に売れる価格を知りたいところ。簡単に自宅の査定価格を知れる「一括査定サイト」等を利用し実際に不動産会社にしっかり聞いて「売れる価格」をまずは突き止めてほしい。
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不動産売却に築年数は関係する?
不動産売却に築年数は関係ない。とハッキリ言っておこう。どんな築年数でも売れる可能性は十分にある。
ただ、あたらしければ高く売れ、古ければ安くなる可能性は理解せざるを得ない。人気もないエリアで古い物件をとにかく高く売りたい。というのはどんな不動産会社でも難易度がかなり高い。
「マンションは築15年以内に売ろう」等よく書いてあったりするが、金額や売れるまでの時期の優位性で言っているだけと思ってもらって良い。
逆に優位に売りたい場合は、一般的にはマンションであれば築15年以内、戸建てであれば築10年以内。が目安。
マンションなどのRC造は耐用年数47年。戸建てなどの木造は耐用年数22年。と決まっており、年数がたっても建物はしっかりしているのに「残り〇年かぁ」と勝手に想像してしまう買主がいることにも注意が必要だ。
購入予定者が検索などするときに築年数で比較対象から外すこともあるため一つの参考としておけば古めの物件の売却が長引いたとしても納得できる。
築年数が15年に近いマンション、10年に近い戸建てで売却を考えているなら、まず価格だけは先に知っておくことをしておいた方が良いだろう。
まとめ
高い売り物だけに、不動産売却は結構長期戦。
検討を始めたら、慎重になりすぎずまずは情報収集も兼ねて、一括査定サイトなどを利用し、複数の不動産会社から話をきいてみること。実際に売る売らないを決めていなくても、プロの話を聞いて相談したあとの方が圧倒的に意思決定しやすい。
情報が少なかったり、極小情報をうのみにすると負ける。
ここの時間と労力はしっかりとらないと後悔すらできない。自分から動いてより良い結果を手繰り寄せよう。
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